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無慈悲なくーなな

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□ 短編 □

その指先に祝福を与えよ-後編【※R18】

2012_07_15_1014
2012_07_15_1014 / revelyrist

そう言えば、蓮の季節だなーと思い、唐突に素材集から貼ってみました^^
SSの内容とは関係ありませんのであしからず。
飛び飛びの更新で誠に申し訳ないですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
もうちょっとえろを綿密に長ーく書けるように修行しなきゃ!と思う今日この頃です。
いつも拍手等、ありがとうございます

後編も、R-18です。
この先ご注意ください。
35982317_m.png



「あっ、ああ…ん、あ、ァ、やっ…」

1つになったまま久遠に全身を貪られる時が、何より七王が感じてしまう時だ。
熱くて硬い切っ先で激しく貫かれ、時に内壁をゆるゆると何度も出入りし擦られると、結合部で久遠の精液がグチュグチュと泡立っていく…。
えも言われぬ快感が、こうして七王の全身を支配していくのだ。

肩から鎖骨のラインに向けて、久遠がついばむように唇を滑らせると、七王は「…ッっ」と息を詰めて肩をすくませる。
時折気まぐれのように皮膚を歯牙で挟み、久遠はまた1つ七王の肌に自分のものだと言う烙印を残す。
そうされる度に痛みと快感で、七王の背骨が甘く震えた。

七王は痛くされたり酷くされるのは、元々好きな性分だ。悦びしっかり感じてしまう。
当然その自覚は昔からある。久遠と付き合いだしてからその傾向に、増々拍車がかかっているなと思う。
輪をかけて身体がのめりこんでいっている…と。

乱暴と言うのとはまた違う愛撫――加減なしで久遠に愛されるのは七王の何よりの悦びになっている。
肌に牙をたてられると正直痛い、しかし噛みつかれたその後にわざと優しく舐められると、もう駄目だ。
痛みが走った後で肌が熱を持ってひきつり、過敏になっているそこにねっとりと舌を擦りつけられると、殊更感じてしまう。
「そんなのは卑怯だぞ」と口に出してしまう程、七王は久遠の愛撫にまいっていた。

出会った当初からもう既に心奪われているのに、性感帯の全てを奪い尽くされ、その上新たに発掘されて塗り替えられているようで、怖い。感じ過ぎて怖い。でも同時にそれが嬉しくてたまらない。もっともっと奪い尽くしてほしいとさえ思う。そうして流されて、相川だけに愛される、反応する身体になりたい。
思わず痛いとこぼしながらも、その実すっかり夢中になっている久遠の愛撫に、七王はじりじりと焦がされていた。

一度触れてしまえば、その抗いがたい魅力から抜け出せない。
きめ細かな、白い艶めく肌。その肌を引きたてる美しい黒髪。紅を差さなくても、赤い唇。自ずと色気を発する、黒の瞳。
どこもかしこも、見る者に劣情を抱かせる。
病みつきになる七王の身体を味わいながらも、久遠の掌は七王自身を包み込み、慣れた手つきで形に添ってスライドしていく。

「あ、ふあ、…っんゥ、ん、ンッツ」

もう既に勃ち上がっていたそれは何度か往復をするだけで育ち、簡単に先走りの密をとろりと滲ませる。蜜は生まれる度にまた上塗りされ、久遠の手の中で淫靡な音を立てて滑らかさが増していった。

「あ、あっ、ぁン…ッ、やあっ…!」

胸元に到達した久遠の悪戯な口が、七王の突起を転がす。
舌先でゆっくりとこね回され、連続的に上下に擦られると、七王から鼻に掛かった声が上がる。先程まで自分の口内を好きに泳ぎまわっていた舌に、またこうして踊らされている事に、否が応でも身体が高ぶった。

久遠の片手が同じようにもう一つの頂きに触れると、七王は「ぁ…」と思わず声を期待に震わせる。
乳輪の形を確かめるように優しくなぞり、既に爪先だっている中心をつつく。何もせずとも、片方の乳首への愛撫につられ、既に固くなっていたそこが指先で弾かれる。

「―ぁっ、あンッ…!」

甘さを充分に含んだ声が、久遠の鼓膜を心地よくくすぐる。
七王の瞳が蕩けていく度、みずみずしい四肢が白桃のように染まっていく度、甘い嬌声が上がる度、久遠の腰が熱を孕み重くなっていった。
両方の尖りを同時に愛撫され七王がたまらず腰をくねらせると、はからずも久遠に増々そこを押し付ける形になる。それに呼応して、久遠は含んでいるそこに強く吸い付いた。

「あっつ、や、だめ…ッつ、そ、こ…ッ!」

そんな所まで所有印が残るのかと、七王はその甘い痺れに嬉しさを感じながらも何故か焦る。もう何処に残されたってたいして変わらないし、かまわないはずなのに、久遠が思わぬ所に印を刻む度、七王は驚きと羞恥に包まれるのだった。

「―ッ!あイ…っ!」

仕上げとばかりに、他の素肌にするのと変わらないように最後に歯でぎちぎちと突起を挟まれ、七王は痛みに悶える。ただでさえ感覚が敏感な場所への仕打ちに、七王は息をすすり上げて、何とかやり過ごした。
やがて久遠の口から解放されると、恒例の、じんわりとした痛みが広がる。熱を持ちそこがじんじんと腫れている感じが…。
久遠の唾液にまみれ、さっきまで薄紅色だったそこは今や熟した苺のように赤を主張していた。
その感触で、見なくとも跡が残ったと七王は分かり、満たされた心地に包まれる。

今この時、間違いなく相川に愛されている。
相川が、身を持って自分の肌にそれを教えてくれているのだと、そう思えるのだ。
肌で、態度で、時に言葉で、強い眼差しで、相川が自分を愛していると教えてくれる。
触れ合った時の息遣い、伝わる鼓動、体温、肌をまさぐる掌、律動、――その全てが、一つ一つ自分に教えてくれるのだ。相川の気持ちを。
どうしてもいつも不安を拭いきれない自分が、本当に相川に愛されているのだと、執着されているのだと、今この時感じる事ができる。

嬉しさに、七王の瞳からまた一つ、涙が零れた。


「ぁん…ッつ」

久遠は赤くなったそこをぺろりと一舐めし、
「アンタ、いやらしくなりましたね…」と、一言呟いた。

「…ッ」
そう言われて、七王の肌が一段と赤みが差す。

「お、お前がそうしたんだろ…っ」

久遠との行為で、七王が日増しに感じやすくなっているのは間違いない事実だった。
自慰している時でさえ、決まって七王は久遠を想って自分をなぐさめているのだ。身体が水準以上に快感を覚え、正直に反応してしまうのは仕方がなかった。

「ええ、ですね…」
「―あッ、やあっつ、…ンッ」

敏感になっている先端を、久遠がまたしても弄ぶ。亀頭を親指の腹で潰すように回されて、強すぎる刺激に七王の頭が真っ白になった瞬間、ぱちっと身体の真ん中が弾け飛んだ。

「あぁぁ…ッ!!」

七王は急激に果て、濃度のある体液を久遠の手に散らした。
何度か熱く身震いしたそこは、欲液を出し切ると、久遠の手の中でくたりと身を預ける。
久遠に急所を委ね、はぁはぁとあえかに息を零す七王を見て、久遠は更に愛おしさが増すのを感じた。

この愛おしい存在を知らずに生きてきた時間が、心底もどかしい。
大学で会うまでの時の隔てに歯がゆさを感じ、今やどうにもできない過去の彼まで全て取り戻して独占してしまいたいと、思う時がよくある。出会ってもいなかったのに、七王の傍にいなかった過去に介入することなど不可能だ。なのに、そんなどうすることもできない事に、どうしても気持ちが騒ぐ。押さえきれない。

何せ、自分は七王の過去の話を無理にでも時々聞き出しては、よくやきもきしているのだ。
時に激高する事もある。(※そして七王さんにその気持ちをぶつけ、結果朝まで鳴かせてしまう…)
たとえそこに苛立ちが必ずセットで来るような実話が待ち構えていると分かっていても、やはり聞かずにはいられない。
今傍に居る事が何より大切なのだと分かっていても、だ。
どうしてか七王さんに関しては、そんな聞き分けのない自分になってしまうのは致し方ない、と俺は思う。
彼はとにかく独占欲を煽られる存在なのだ。

七王さんに起こった過去の事案に気持ちがうずき、いても立ってもいられなくなるのは、ひとえに゛白羽七王˝と言う存在に、自分がそれだけ惚れこんでいるからだろう。

何が何でも独占したいのだ。
――それが過去の七王さんであっても。
今もこれからの未来も、ずっと七王さんは俺のもので、俺だけの人だ…。


「-あんッ、あっつ、ンあ、ァやあ…っつ!」

久遠はそう思いながら、おもむろに七王に腰を強く打ち付けた。
余分な肉のない細い腰を掴み、先程の愛撫を受けてさっきより柔らかくなった内部をじっくりと味わう。
久遠の雄芯はまたもや硬度を増し、膨らんだ分だけ普段より長さを誇った。
七王は久遠が膨れ上がった分だけ、合わせて懸命に中を広げる。

「あゥっつ、ひぃンッ、はァ…っ、ああッ」

切っ先は遠慮なく、もっと奥に入ろうと中を掻き分ける。

正直少し苦しい。けれども、久遠がそれだけ自分で感じてくれていのだ分かって、七王の胸に喜びが灯る。喜びが増す分だけ、七王の身体は高ぶり、淫らに鳴くのだった。

太いのに器用で、長いのに滑るように中を縦横無尽に行き来する。
弾力に富み、しっかりとした硬さがあり、さりとて内壁にぶつかる時は柔らかい。
なおかつ、粘膜を擦り上げる時の絶妙な加減と馴染むような熱さは、形容しがたいほどの快楽を七王に与えた。

「うアッツ、やん…ッつ、ひ、ああ、っあ、あんッ…!」
「―くっ、七王さん…!」

久遠が、息を詰めていつもより低い声を出す。
酷く熱くて、自分が今吐き出す吐息は、きっと暖色系の色がついてるんじゃないかとそう思えた。
久遠が腹側のしこりを目がけて深くえぐると、七王の腰から背中にかけて、びくりと柳のようにしなる。
久遠に寄り添うように絡めていた脚は、最後の砦とばかりに離すまいと衝撃で久遠を締め付けた。
それは七王の最奥も同じだった。


「ッあああァァ……ッ!!」
「―ッつ、くっ……!!」

精悍な肢体が、身を震わせる。
最奥を瞬く間に、久遠の熱が迸った。

これまで吐き出された分と含め、受け止めきれず一瞬で逆流する。
収縮する粘膜は、物欲しげに久遠の一部を頬張り、やむを得ずどろりと吐露した。

「…はっ、はぁ、はァ…っふ、はぁ、はぁ…」

深く荒い息遣いはたやすく耳に馴染む。聞きなれたフレーズだ。
この人の意味のなさない音をもっと聞きたい。
声になりかけたささやかな息の音さえ、1つも聞き逃したくなかった。

久遠はまだ重みが感じられる腰をそのままに、呼吸を整える。

「七王さん…」

達して心地よい気だるさに包まれている七王の髪を、優しくすく。汗ばんでいる肌も髪も、匂うような色香が漂っていた。
そうしてずっと繋がっていた場所から、そっと腰を引いた。

「…っつん、ぁ…ッ」

七王は小さくあえいで、ずるりと自分から出て行く久遠の欲望を見送った。
栓が無くなったことで、また一層とろとろと久遠の精液が零れ出る秘部は、とてもいやらしかった。

「…は…っ、相…川…」
「アンタのこれからの時間を、全部俺にください…。過去のアンタも未来のアンタも俺は、欲しくてたまらない…もちろん、今この時も…」

七王の頬に手を添えると、久遠は真っ直ぐに本心を告げる。彼のすっと美しく整った鼻先に軽いキスを送る。それからちゅ、ちゅっとついばむように頬や目元、額に他愛のないキスの雨を降らした。

優しくて、泣きたくなるような幸せと、たまらない愛おしさを感じる時間だ…。
七王はそう思った。
ついさっき達したからだけじゃない、類をみない程心拍数が荒々しく早鐘を打つのは、久遠に今告げられた事によるものだ。
――嬉しかった。

「……俺にもくれるのか?」
「―え?」
「俺にも、同じようにお前のこれからをくれるのか?」

久遠の頬に、七王の細い指先が添えられる。
控えめに一撫ですると、期待と不安を瞳にうつしながら、それでもそらそうとはせず久遠を正視する。
゛自分がこんなことを望んでもいいのだろうか˝そんな思いが七王の胸と瞳を揺らしていた。

「もちろん…そのつもりです。アンタが望むならいくらでも…。いえ、望まなくてもアンタを放すつもりはありません、ずっと俺の傍にいてください」
「嬉しい…相川…!」

その言葉を聞き、七王は安心すると同時に嬉しさで胸がいっぱいになり、花が咲くような笑みを見せた。
次いで、こつんと甘えるように互いの額と額を触れ合わせる。

「俺も、お前のものだから。いつの自分でもお前に独占されたいよ…ずっとお前と一緒にいたい」
「七王さん…。愛してます」
「俺も…相川」

交わす視線に、どちらからともなく唇が合わさる。

「…ンッ……」

愛情をこめて触れ、中に舌を滑らせて絡ませ合う。幸せが染み透るような、そんな優しいキスだった。

「…ふふ、今日はお前の誕生日なのに、何だか俺の方ばっかり喜ばせてもらってる気がするなー」

唇を離すと、七王がそう言って嬉しそうに口元を綻ばせる。

「…そんなことありません、俺も七王さん以上に充分喜ばせてもらってますから…」
「そうか…?」
「ええ…」

他愛ない睦言がくすぐったくて、嬉しさの繭に包まれているようで、気持ちが良い…。
こんな風に睦み合いながら、相川の胸の中で眠りにつけるなんて、今日は最高に幸せだな…。

何度か身体を酷使して、正直少しばかり睡魔を伴ってきた七王がそう思っていると、久遠が予想外の動きをした。

「……――ん…!?」
唇から顎にかけて、先程の延長のように軽めのキスをしている久遠の唇が、明らかな意図を持って七王の首筋に吸い付く。追って、そこに前歯を滑らすように甘噛みされた。独特の感触が、七王の身体を走る。

「…っつ、ちょ…!まさか」
「…もう少し、付き合って下さい」

まだするのかよ!?と言う言葉は、久遠の一言によりしっかり掻き消される。
体力に自信があり回復の早い、日頃から鍛えているであろう久遠に付き合うのは並大抵の事ではない。加えて、絶倫なのだ。
七王のHPの消耗は避けられない道だった。きっと明日は腰痛に悩まされるのだろう。何だか、久遠と付き合うようになってから、いつのまにやら七王は腰痛と深い馴染みができてしまっている。

…どういうことなんだろう?これは?

七王は、諦めの境地と共に湧き出た疑念にただ首をひねるばかりだった。

……でも、悪くない。

「誕生日おめでとう…相川」

七王は久遠の掌を引き寄せ、軽く頬ずりすると、その指先に祝福のキスを贈った。

「…じゃあ、隅々までちゃんと俺を可愛がってくれよな?」
久遠の首に手を回し、七王は小悪魔っぽく若干不敵に微笑む。
「ええ、もちろんです…」
それを受けて久遠は、当然だとばかりに頷いた。

「…ん…ぁ、いかわ…っ」
「…七王さん……」

重なる二つの影は、また強い繋がりを求めて交わり始める。
やがて、濡れた音が静かに暗闇に響き始めた――。






その指先に祝福を与えよ
(これからも1番に祝福を貴方に)


Fin

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