FC2ブログ
 
 

無慈悲なくーなな

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

拍手、頂けましたらとても励みになります♡byくーなな⇒ 
*    *    *

Information

□ 最上級の祝福を □

その一日に最上級の祝福を-7-【※R18】


Attention!


これより先、R-18指定となりますので、ご注意ください。BL/腐向けです。
※18歳未満の方は、観覧ご遠慮願います。


Vaulted Master Bedroom
Vaulted Master Bedroom / Jeremy Levine Design



 【 その一日に最上級の祝福を-7- 】


 朝の優しい光が、今日も変わらず自分を包む。
 ぼうっとした視界。木製の天井。
 生まれたての朝日が、微かに見開いた目に差し込む。

「七王さん…誕生日おめでとうございます」

 10月7日――目覚めて一番に、耳に届いたのは相川の声だった。

「…ん、おはよ、相川」

 ベッドのまどろみの中で、隣にある温もりにそう返す。
 鳥のさえずりが今になってふと聞こえ始めた。常より澄んだ空気に、肌が敏感に清涼さを感じ取る。吸い込んだ肺は、清々しくて爽やかだった。

「…よっと」

 ベッドサイドに置いた眼鏡に手を伸ばし、かける。かけた瞬間に気付いたが、今日は大学に行くわけでもない。 習慣でやったそれは、特に必要のない代物だった。…それにまだ顔も洗っていない。
 完全に寝ぼけてるな…自分、とぼんやりとした頭を掻きながら七王はそう思った。

 心地良いから二度寝したい。
 深い吸息の後、ゆっくり息を吐きあくびをする。そのままごろんと身体を反転させ、相川に擦り寄って胸元に顔を押し付けた。

 幸せだ…。

 頬を擦りつけた胸板から、相川の確かな鼓動が感じられる。
 瞼を閉じて、この優しい空気にただひたすら身を委ねていたい…この胸の中で。
 それはとても贅沢で有意義な時間だ。
 相川の厚い胸板にちゅっとささやかなキスを送って、その気持ちいい感触に甘えて身を任せようとする。

 心くつろぐ一時。
 こんなにあたたかくて安らいで眠りにつけるなら、自分は何度だって寝れる。
 そう思った。
 相川の鼓動に、息を添わせる。
 呼吸に合わせて微かに動く胸が、眠りの作用を一層深くしていく…。
 意識が、ふわふわと形無く溶けてまどろみ始めたその時、不意に身体から不思議な感触がした。

「………?」

 眠りを妨げる違和感。
 夢への入り口はもうすぐそこまでと迫っているのに、何故か引き戻される感触がした。

「…、んッ……」

 それは何か確認する前に、自分が無意識に反応し上がった声により、霞がかった頭に事実を一拍置いてゆるりと認識させられた。

 素肌に、よく見知った感触がする。
 五本の指と掌。大きくて時に巧みに動く。
 質感や温度。関節から指先。動き、爪、手の窪みまで、自分はそれをこの肌によって捉え、いつもリアルに味わっている。

「…ァ…ン…うッ」

 もっと触れて欲しいと、いつも思っている。
 いつだってこの肌はそれを鋭敏に感知して、更なる刺激をもっと、と絶えず求めている。

 撫でられて、弾かれて、抓まれて、時にはわざと意地悪に引っ掻いて来る、その掌と指先。
 最後には奥の奥まで探っては掻き回し、突き立ててくるその指。
 そんなに奥まで触れることを許した…。
 それらが肌をまさぐっては、そこら中を彷徨い始めているのだから、分からないはずがない。

 触れられた所が、熱い。

 熱を持ち始めたあちこちが、真皮からじん…と、疼いた。

「…っ、あ、相川…っ」

 名前を呼んだのを皮切りに、着ていたシャツのボタンが器用に次々とはずされていく。

「七王さん…」

 上半身裸の相川が、息がかかる距離に迫る。
 文句なしに精悍な筋肉の割れ目が、中身もその真実にかなった男らしさを如実に表していると思った。
 それを見るだけで、俺はたちまち興奮してしまう…。

「……ん…」

 触れるだけの、柔らかなキス。
 言葉を紡ぐそこで、沈黙を保ったまま、優しく想いを交わすように気持ちを込めて触れ合う。
 この口が語る、率直な言葉。
 裏表のない、ストレートな表現。
 時に厳しく、時にあたたかで、とても胸を打つ。
 何かの折に、思いもがけないことを放つ口。
 欠片も嘘のない、誠実で真摯な。

 …俺にはないもの。

 相川が持っている、特有の正直さ。
 強烈に惹かれて、憧れてやまない。
 俺はこの口から形作られる、それが好きだ…心の底から。

 鼻先を相川の頬に掠めて、ちゅっと口付けをする。それからその筋の通った高い鼻梁へ自分の鼻をそっと擦り合わせて、また唇と唇を何度か軽やかにくっつけた。
 
 聞こえるのは、互いのほのかな息遣いだけだった。

 相川の唇の端に可愛いらしいリップ音を鳴らして遠ざかると、すぐ様離れる事は許さないと、相川が追いかけてくる。

「…ん…っふ…」

 唇全体を包まれ、次に舐められる。
 それに応えるように唇を硬くしてつついては、相川の下唇を挟んで適度にゆるく引っ張った。

「…ッ…ふ…」

 唇を吸われる。
 そうして舌先が中に真っ直ぐに侵入してきた。
 絡まる舌先。
 互いの唾液を吸い上げて、交じり合う。色んな所を舌が行き来して、そこかしこで滑る感触が気持ちよくて、背中の奥がざわりと蠢いた。
 相川の舌が、歯列の裏の天井あたりをなぞり微妙な加減で愛撫してくると、くすぐったくて少し吹き出しそうになった。
 結局その内我慢できなくなり、笑みが零れてしまう。
 そうるすと相川も、同じようにふ…っと僅かに口元を緩めたのが、合わせた唇から伝わった。
 もう少しで睫毛の先が触れ合う…、そんな距離で閉じていた世界を開くと、心臓がひときわ強く波打った。

 鋭い切れ長の、凛々しい瞳。
 いつもは涼しげな印象のそこが、今は奥で熱を強く孕んでいる。
 俺だけに向けられた劣情に染まった瞳が、高ぶる情欲を否応なく掻き立てる。
 いつの間にか眠気は、跡形もなく何処かに吹き飛んでいた。


 服を脱がしながら、相川は耳朶を噛んでくる。

「んァん…っ…」

 歯を立てた後、耳裏をねっとりと舐められ、ぬるつく粘膜と唾液の感触にぞくりと肩を竦めた。それから表の耳穴へと、舌先が這入り込む。
 ぬめった塞がった感触と、舌が動く音。
 鼓膜はそれだけで、瞬く間に占領される。

「ッ、あァ、ふっぅ、…やぁ…」

 潜り込んでは周辺を舐め上げ、引いていくそれが身体を震わせる。
 舌先の接触が生み出す音が鼓膜で変換し、脳に伝えていくものはもはや快感――、それしかなかった。

「ぁ、相川…っ、すんの…か…?」

 身体は熱が奥深くともって、もうどうしようもないとこまできている。なのに、七王は何となく条件反射のようにそう口にしていた。
 矛盾したものを表に出しているのに、正反対の事を言う口。
 まるで無意識に、人を煽って誘っているかのようだった。

「…何言ってるんですか?」

 こんなにしておいて…と、七王の背中から回り込んできた指先が、左の乳首を意地悪く弾いた。

「っァん…っ!」

 喉から鼻にかけて感じ上がった声が出る。
 続けざまに、円を描くように引っ掻かれる。
 すっかり今までの行為で尖り切ったそこは、敏感に反応する。硬ければ硬いほど、快感は身体に跳ね返ってきた。

「アンタは時々そうやって、おかしなことを言いますよね」
「ァ、ぁぃか…わ…っ」

 首の右側をカリ…ッと噛まれる。
 走った痛みに、七王は咄嗟に耐えるように左手の小指を噛み、嬌声をすんででしまい込んだ。

motoe nanaero


「わざとですか?人を煽り立てるようなことを言って…」
「っあ…そ、んなこと…っ…」

 位置をずらして下へ移動し、また首に歯を突き立ててくる。そうしながら、久遠は着々と七王のシャツを手際よく脱がしていく。
 かろうじてかかったボタンは1つだけ。
 袖をもう片方抜かれれば、全裸も同然だった。同時に胸をいじられて、潤み始めた目元に赤みが差していく。指を噛む半開きになった口から、薄赤い舌が覗く。七王は与えられる快感に耐えかねて久遠の腕に、縋り付いた。

 シャツが、肌を包む意味をなくす。
 艶めかしい白は、とうとう久遠の前に全て曝け出された。

「は…っ、あ、ぅ、んんっ」

 動脈の筋に添って首を舐められ、喉首を愛撫される。
 人体の急所の1つ――頸動脈上辺に鋭く犬歯を突き立てられても、たとえ苦しいほど圧迫されたとしても、相川になら構わない、七王はいつもそう思い身を委ねていた。

 動脈を流れる血液が、相川の気配をそこに感じるだけで歓喜し、生き生きと脈打つ。心臓を鼓舞させ、酸素を多く取り込んだ血液が全身に巡り、たちまち細胞が喜びに満たされていく…。

 開いた脚の間に相川が滑り込み、生まれたままの姿で互いに抱き合う。
 この身体の重みも、筋肉も、熱さも、自分だけのもの。この先もずっと自分だけの相川でいて欲しい、そう願わずにはいられなかった。

 相川の背中の隆起に触れる。両側にある突き出たその感触を掌で味わい、そっと手を添わせた。

 こうやっていつまでも相川に寄り添っていたい…。

 傍らで明けても暮れても相川と同じ時を歩んで、1日の終わりには必ず相川とベッドで、終わりがないと思えるような時間を過ごしたい。

 そんなまだ到来していない、自分だけが望んでいるかもしれない時間を、こうやって傍にいる時間に何故か俺は時々夢見てしまう。
 現在進行形で、こうして抱き合っているというのに。
 肌が密着し、息が触れる。そんな互いの鼓動の音さえ聞こえそうなこんな距離でいるにも関わらず。

 いつか、このぬくもりを失ってしまう日が来るかもしれない…。
 どうしてもそんな不安がよぎって拭えない。どうかしてると自分でも思う。けれど、不安は2人の仲が進展するごとに、心の奥底に少しずつひっそりと降り積もっていく。相川を好きになればなるほど、これから未来に起こるかもしれない事の不安で、どういうわけか心配になっていくのだ。
 2人の間に待ち受ける出来事を勝手に想像しては、何となく憂いてしまう。…希望的観測が持てなくて。
 性格から来る思考の習慣か、それとも一時的な気分の愁事なのか。根拠のない未来に、自分で自分の胸を騒がせるなんてほんとにどうかしてる。
 よりによって自分の誕生日に、こんなことを考えている。
 そんな自分と締め付けられる胸に、自然溜息が零れた。

「…七王さん…」

 咎めるような声が、上から降りかかる。
 相川とのこととは言え、よそ事に気を取られていたのが顔に出ていたのだろう。

「―ぅあ…っ!」

 わりぃと言う前に、乳首を痛いほど噛まれる。同時に片手で抓まれ、ぐりぐりと指の腹で挟まれ圧迫された。
 突然の性感帯への攻撃的な愛撫に、衝撃で背中が浮く。結果的に反応した自身を、相川の腹筋に押し付ける形となった。

「…こういう時は、俺だけのことを考えてください…」

 前にも確か聞いたような台詞が投げかけられる。相川の様相が濃いしかめ面になっていた。

「ん…ごめん、ぼーっとしてた」

 朝だから…と、さりげなく最後に自分をフォローする言葉を入れてみたものの、身体をまさぐる掌は、決して容赦してくれそうにない動きをしてくる。

「―ぁん…ッ!」

 やにわに性器を握られ、擦られる。
 撫でられて、さすられ、相川の肌との摩擦の繰り返し。
 先走りの液が上下に擦られる度に溢れ出て、ぬちゃぬちゃと淫らな水音を立てた。
 
 昨日あんなにしたのに、やっぱまだ出んのな…。
 
 加えて奥も快感を求めて疼き出す…――早く空洞を埋めてくれと。
 腰やその他、痛む時は時々あるけれど、下手すれば一晩中行為を続ける相川の性欲に、何だかんだでこうしてつきあうことができている。
 
 俺って元々そんなに基礎体力あったっけ…?こんな絶倫につきあうだけの。

 頭の中で思わず首を傾げる。
 今自分の中で確かにイッたと思ったそばから、数秒も経たない内に元通り復活する相川。
 まだ相川の放った欲が、熱く中に留まっているというのに…。
 
 なかったはずだと思うけど、相川とつきあうようになってから鍛えられたのかな?だったら俺凄い。相川のことが好きすぎて、もしや日々細胞が進化してんのかもなーなんて…。

 自分の身体の元気さに、七王は半分何処か他人事のようにそう感心した。

「ひぁ…っん、っン、はぁッ…」

 朝なのに空気が湿度を帯びる。
 2本の指がほどこすために奥に入ったが、その必要はなかった。数時間前の行為の成果で、そこはたおやかに柔らいでいた――若干指の動きに合わせ、うねっている。
 試しに潜り込ませた指をくぱぁ…っと外側に開けば、そこは何の抵抗もなく適度な空間を覗かせた。
 ――受け入れる準備はできている。
 
 久遠は指を引き抜き、代わりに自身の欲をあてがった。

「…ふッ、あッ、――ッあぁァ…!」

 そうして七王の膝の裏のくぼみを一気に持ち上げ、挿入と同時に、自身の両肩に抱え上げた。
 
 ――身体を折り曲げられての、繋がり。

 たとえどんな無茶な体位であろうと、七王は常に久遠を受け止め、確実に快感を覚える。
 無茶ぶりに多少の戸惑いはあったとしても、結局はされるがまま久遠に身を委ねる。
 久遠が与える快感にしなやかに添うのだ――少しでも2人が隙間なくぴったりと合わさるように。

「ふァッ、うンっ、はっ、ぁあ…っ」

 艶めかしい音しか出ない唇。
 はちきれんばかりのものをしっかりと受け止めて、その欲を貪る。

 ずっと欲しかった…、これが。

 あるはずのない感触を想像し、何度一人でイッただろう…。それが今や実体を伴い、自分の中を積極的に穿っている。
 この熱も太さも長さも、俺だけのモノ。俺だけを犯すための…。
 欲してやまなかったそれ。どんなに自分はこれを夢見ていただろう。一度受け止めてしまえば、自分の中はもうこれでないと満足ができない。
 この形と、熱でないと。
 …相川のでないと。
 どうしてもこの人でないと、埋められない形が空いている。心にも身体にも。

 憧れるのは好きだから。溜息が出るのは貴方だから。 むきになるのは大切だから。切なくなるのは愛おしいから。思い出すのはいつも胸にいるから。悩むのは近付きたいから。哀しいのは寂しいから。
 あたたかいのは傍にいる時。満たされるのは愛されている時。

 いつだってお前は俺の「特別」だから―――。

「好…き…好き…、相…川…」

 打ち付ける波に揺さぶられながら、溢れ出る想いを思いのままに零す。
 想いは細く舌足らずな声となって宙にのぼり、それを追いかけるように一つになる音が大きく響く。

 空気の揺れ。繋がる熱さ。溶け合う鼓動。瞬きする度荒くなる息。
 
 七王の腰が独りでに動き、久遠の呼吸に寄り添う。


「っ…く…七王さん…っ!」
「―んんっ!ぅァっ…あ…っあ、」

 高々と直立した雄が、激しく最奥を掻き乱す。
 最初前立腺付近を軽く掠めていた欲望は、今や容赦なくそこだけを目がけて打ち付けてくる。
 
 自分を呼ぶ声。自分だけを見つめる瞳。
 その声が俺を形作り、その眼差しが俺を導く。
 初めて目を合わせた時から、初めて名前を呼ばれた時から、どうしようもなく心臓が疼いた。知る度に惹かれてやまなかった。
 …全ての感情が、虜になった。


「ッン、ぁ…いか…わ…、相…川…ァ…ッ」

 律動に狂わされる。
 感じすぎて力が入らず背から滑り落ちた手に、あたたかい指の感触。
 絡めて抱き寄せられ、「愛してる…」と想いを告げてくれた。
 ――熱い囁き。
 一方通行じゃない、相川も俺を…。
 その囁きは、俺を死にそうな程幸せにしてくれる。
 胸がいっぱいになって滲み出す世界に、滲んで揺らぐ相川。
 ちゃんと焼き付けておきたいのによく見えないと寂しく思うと、ここに居ると深い口付けが降りてきた。

「…っ、ぅ…ん、ンッ、…っ」

 長く甘い口付けを交わす。
 息をするのもままならないけれど、窒息しても良いから少しでも繋がっていたくて。

 頭も、目も、唇も、手も、心臓も、脚も、爪先も、最奥も、もう全てが熱くて溶けそうだ…。


「ぁあっ!…も…うっ!」

 切羽詰って七王は弾かれたように、久遠の再三の貫きに背をしならせ、びくびくと身体を震わせた。
 久遠をきつく締め付ける。

「…ッ!ふっ…っ、あ、あァ…っ!」
「…――く…ッ!ぅ…」

 肌がざわめいて、絶頂が駆け上がる。
 七王が白濁を散らせたと同時に、腹の奥もどろり…と濃厚な欲でたちまち熱くなった。



「…ふっ…ふぅっ……。はぁ…っ、あ…ッ、」

 解き放たれて、七王はシーツに深く身を預けた。

 
 眼下に広がる光景。
 七王の眼鏡に散った白。
 それは透明のレンズを白く汚して、眼鏡の縁に添って伝い流れ落ちている…。
 本人だけでなく、その残骸ですらいやらしく、視界を奪われた。
 微妙に浮き上がりはずれかけているそれを、久遠はそっとはずしてサイドに置く。
 すると、一部髪先にもかかっていた白濁が、伏せられた瞼にも滴を落とした。

「…………」

 久遠は躊躇いもなく顔を寄せ、それを舌で舐め取った。繊細に伸びた睫毛ごと、1本1本…。
 ぴくりと反応して開いた、夢見るように潤んだ光が宿った黒い瞳。それも含めて…。

「…ん…っ…」

 久遠は優しく愛おしさを込めて、大切に舌でぺろりと触れた。


「…誕生日、おめでとうございます。七王さん…」
「…それ、さっきも聞いた…」

 ふっと嬉しさを湛えた、こぼれるような笑顔を久遠に向ける。
 花が咲いたようだった。
 頬に手を伸ばすと細い指先がその手に添えられ、同じように七王さんの片手が俺の頬を包んできた。
nanatann_h.jpg

 その目が心をうつす度、もっと見せて欲しいと思う。
 その唇が本音を告げる時、もっと聞きたいと思う。
 傷ついて涙を流し、悲しい嗚咽を漏らす時、狂おしく胸に突き刺さる。
 俺の傍で、いつもこんな笑顔でいて欲しい。いつも幸せを感じて欲しいから、今日も俺は大切に七王さんをこの胸に抱き締める。
 どんな時も俺がアンタを守るから、変わらず今日と言う日をこれからも俺と一緒に…。



 ――10月7日の1日が始まる。
 幸せな誕生日の幕開けだった。



 《続く→》


→BACK
→NEXT
関連記事

拍手、頂けましたらとても励みになります♡byくーなな⇒ 
*    *    *

Information



【商業BLコミックランキング】
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。